Istanbul Navi 2019年7月号
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aFrom 片田 聡さん
株式会社商船三井トルコ国代表兼商船三井トルコ社(2019年8月以降)社長
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Q. トルコ赴任時のご感想をお聞かせください!
過去、プライベートでも出張でもトルコには来たことはないため事前のイメージはありませんでしたが、東洋と西洋が出会う街であり、ハイブリット感が漂う街ですね。市内中心のビジネス街を歩いているとトルコは欧州だなと思うが、市内でもちょっと外れたところに行くと完全なアジアであったり、と大変興味深いです。もちろん私は海運会社勤務なので、年間2万隻の商船が行き交うボスポラス海峡はいつ眺めていても飽きません。イスタンブール、本当に気に入っています。
Q. 商船三井トルコ社をご紹介ください!
当社は海運を主体とする総合物流企業で、運航隻数・トン数では中国COSCOに次ぐ世界第2から3位の規模で約900隻を全世界で運航しています。2018年4月に製品や部品などの輸送を行うコンテナ船事業を、日本の大手海運3社の同事業を統合した新たな会社Ocean Network Express(ONE)に移管しましたので、現在は液化天然ガス(LNG)、石油・化学製品、石炭・鉄鉱石などエネルギーや原料、自動車・鉄鋼製品などの一般貨物の輸送が主体となっております。また、グループとしては「さんふらわあ」のブランドなどで有名なフェリーやRORO船事業、「にっぽん丸」の商船三井客船、「ダイビル」ブランドでの不動産事業、「商船三井ロジスティクス」での物流事業や、「エム・オー・ツーリスト」での旅行事業などを行っております。当地トルコに於いては、2017年1月に当社18番目の国代表として着任し、2017年6月に駐在員事務所を開設しました。トルコ並びに周辺地域での当社グループのプレゼンスの向上を図り、当社ビジネスの可能性を探り、実現して行くことが主な業務となります。今はトルコだけでなく、エジプト、ウクライナなどでの可能性を探っております。この事務所設立後、2年が経過しましたが、BOTAS社向け天然ガス再ガス化装置付き貯蔵輸送船(FSRU)の定期傭船、Karadeniz社とのLNG発電船事業での合弁会社設立など諸件順調に進んでおり、更なる活動の強化を目指し、現在、現地法人化に向けて手続きを開始しました。今年の8月頃には新会社を設立できる見込みです。現地法人設立後は、当社の新たな現地法人のモデルケースとして海運・物流と言った当社の既存事業に留まらず、海洋ゴミなどの環境関係や日本とトルコを結ぶ様々な事業にチャンスを見出しチャレンジをしていく所存です。何か御社のお役に立てそうなことがあればお知らせ下さい。これまでの活動に関するリンクをご案内しますので、ご興味持たれた方はぜひご覧ください。
トルコ国代表設置の件 ~MOLグループの更なる連携強化に向けて~
世界最大のFSRU “MOL FSRU CHALLENGER”と命名 ~本邦船社として初めて、単独での建造・保有・操業を担う~
商船三井/トルコ発電船事業会社とLNG発電船事業で提携
Q. イスタンブールライフをご紹介ください!
海外勤務3か所目ですが、どこでも休日はスポーツ関係ですね。テニス、ゴルフ、ソフトボールが三本柱です。ここではゴルフ環境は余り良くないので、ソフトボール(写真)とテニスが主になっています。ソフトボールは毎週土曜日早朝練習をしており、年2回のデュセルドルフ大会の出場は大きな目標で、大人の遠足的な楽しみとなっています。また、なんだかんだでかこつけての飲み会などは楽しみの一つです。テニスは、土曜日はアジア側のAKASYAのテニスコートで、日曜日は欧州側のマリオットかグランドハイアットで開催しています。テニス後のビールは最高で、それを楽しみにテニスをしている様なものです。テニス部でも合宿と称した旅行を行っており、2月にはアンタルヤに行きました(私は急用で直前キャンセルでしたが……)。この7月にもブルガリアに遠征予定で、これも本当に楽しみです。後は、我が家に来て頂いての飲み会ですかね。何はなくても、我が家のバルコニーでボスポラスを眺めながら飲むひと時は最良の時間です。本当にイスタンブールは最高です!尚、私は参加しておりませんがサッカーも日曜日早朝に活動しており、これらの活動にご興味のある方はぜひご連絡ください!
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Satoshi KATADA
Mitsui O.S.K.Lines,Ltd.Chief Country Representative, Turkey & MOL Turkey Shipping & Logistics Trade Co./ Managing Director
大学まで大阪・千里ニュータウンで過ごす。大阪万博オタク。
1988年 大阪商船三井船舶株式会社(現:商船三井)入社
1988ー91年 本社(定航部アジア室)
1991ー92年 中国語研修、北京・天津駐在
1993ー96年 名古屋支店
1996ー2006年 本社(油送船、自動車船部)
2006ー07年 シンガポール駐在
2007ー11年 インド・チェンナイ駐在
2011ー16年 本社(営業調査室)、出向(イースタンカーライナー、
商船三井近海、名門大洋フェリー)
2017年ー 現職
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Mitsui O.S.K.Lines,Ltd TURKEY
Izzetpaşa Mah,Yeniyol Cad,Nurol Tower K:19,No:1915,Şişli,İstanbul-TURKEY(8月中旬以降)
+90-541-663-3665(携帯番号)
https://www.mol.co.jp/
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