The駐在員リレー@ISTANBUL　第47通

只今、ボスポラス海峡を望むStarbucksで寄稿執筆しております。黒海、マルマラ海付近の地中海性気候と温暖湿潤気候の混ざり合ったイスタンブールの気候はこれまでに赴任した東南アジア諸国と比較し暮らしやすく、トルコの財産の一つだと感じます。イスタンブールに赴任し、丁度1年が経過しました。赴任するまでは、中東はおろかヨーロッパ諸国に旅行したこともありませんでした。そうは言ってもトルコで海外赴任も三カ国目、海外生活も5年以上となるため現地に行けばなんとでもなる！と楽観視し、それほど準備もせずアタチュルク空港へ降り立ちました。しかし、その洗礼は直ぐにやってきたのです……。まず、住環境で問題が発生しました。空港到着後、トルコ生活を開始するサービスアパートに直行したのですが、なんと！予約が入っていないと言われたのです。ビックリしつつも予約確認控えを見せたりしたのですが要領を得ず、結局のところ予約していた部屋とは別の部屋でトルコライフのスタートを切ることになりました。次に、これまでとは大きく異なる食環境に悩まされました。タイ、マレーシア赴任時には苦労しなかった日本食の調達が極めて難しいことが判明。単身での赴任であるため常用できる日本食レストランを探しましたが、これもイスタンブールには数件しかなく日常の食事に困ることになりました。それでは自炊をしようと炊飯器を買い求めたものの、家電店を巡っても炊飯器が見つからず、あとあと調べてみるとイスタンブールで炊飯器を手に入れることは難しいということを知りました。1年という短い期間にも関わらず、その他にも本当に色々なことがありました。しかし、最近ではトルコの良い所も多々見つけることができ、他国では出来ないトルコの暮らしを満喫しています。また、赴任前はテロ等の心配をしていましたが、赴任後現在まで大きなテロの発生は無く、夜遅くに外出した際にも身の危険を感じたことはありません。この点は嬉しい誤算でした。東ヨーロッパと西アジアの中心に位置し西洋文化、中東・地中海文化が混ざり合うトルコで、今後は歴史的建造物や文化遺産等に触れる機会を多くし、トルコ生活を存分に満喫したいと思ってます。

SCSは、アジアを中心に世界各地に自社拠点を持つ日本初かつ日本発の国際会計事務所グループです。2002年の創業以来、監査・会計・コンサルティング・M&Aを主軸とし、日本企業や外資系企業の海外ビジネス展開に尽力を注いでまいりました。現在は、シンガポール本社をはじめASEAN諸国・中国・インド・アメリカなど世界17カ国または地域に30社の自社拠点とJoint Ventureのネットワークを持ち、2,000社を超える企業様とお付き合いしております。SCSトルコ拠点であるSCS国際会計事務所トルコ拠点(SCS Global Danışmanlık A.Ş.)はJV先を含め総勢170名(弁護士30名、会計士45名含む)の会計税務及び法律事務所であり2014年に設立されました。トルコ本店はイスタンブールに所在し、トルコ共和国首都アンカラ及び近年経済発展が加速しつつあるイズミール、ブルサ、ガジアンテプに拠点を有し、国内での広範な業務提供を行える体制を整えております(下写真はブルサ事務所立ち上げの際に開催されたセミナーより）。

SCS国際会計事務所トルコ拠点では主に会社設立、JV組成及びM&Aアドバイザリーなどの進出支援、記帳代行、税務申告及び法定会計監査などのコンプライアンス業務、内部統制コンサルティングやIFRSコンサルティング、その他広範囲にわたるコンサルティング業務、労務問題、債権回収等の法務業務に至るまでの網羅的なサービスを提供しております。私のタスクは日本人会計士として上記専門業務を日系企業様へお届けするため密着型のサポートを提供することです。日本とは大きく異なる文化、慣習等から会社運営に苦労される日系企業様も多く、出来る限りのサポートをさせて頂きトルコでの日系企業の頼れる相談役になれることを目指しております。日々の業務でお困りのことございましたら何でも結構ですのでお気軽にご連絡下さい！

週末は基本的に午前中はジムで汗を流し、その後、カフェでゆっくり過ごすことが多いですね。トルコの暮らしやすい気候とあいまって、オープンカフェで読書すると仕事疲れが癒される気がします。今後はヨーロッパ・中東の中心地という地理的優位性を活かして近隣諸国への週末旅行等も計画していきたいと思ってます。