The駐在員リレー@ISTANBUL 第44通
Istanbul Navi 2018年5月号
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From 平沼 美佳 さん
KPMGトルコ シニアマネージャー/グローバルジャパニーズプラクティス、日本公認会計士
Q. トルコ赴任時のご感想をお聞かせください!
イスタンブールに対する私の第一印象は、騒がしいけれど、若者が多くてすごくエネルギーのある街だと感じました。また、晴れの日にキラキラと輝くボスフォラス海峡の美しさに魅了されました。トルコでの生活のスタートアップは、アパートの停電や窓が外れたりとトラブル続きだったのですが、トルコの人たちは親切で、トラブルが発生するとすぐに助けてくれました。2012年に私がトルコに来たきっかけは仕事でしたが、職場で今の夫と知り合い、結婚し、出産、転職、と6年間で自分の生活は大きく変わりました。またトルコにとっても激動の6年であり、日本のメディアでもトルコのニュースが大きく取り上げられました。
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Q. KPMGトルコ社をご紹介ください!
KPMGトルコは1982年に設立され、現在約1,000人の従業員が働く会計事務所です。イスタンブールの他に、アンカラとイズミールにも地方事務所があります。主なサービスラインは会計監査、税務コンサルティング、ビジネスアドバイザリーの3つです。私が所属しているGlobal Japanese Practiceという部署は日系企業の海外事業展開を支援しており、私はトルコ駐在員として、トルコに進出している日系企業やこれから進出を検討している日系企業を担当しています。具体的には、トルコ人の会計士、税理士、弁護士などの専門家と一緒に、会計監査や税務申告、M&Aのコンサルティングサービスなどを提供しています。また、トルコは税制改正など制度が頻繁に変わるので、重要な制度変更については日本語のニュースレターを発信したり、日系企業向けのセミナー活動も行っています(右写真:アンカラでのセミナーにて)。
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Q. イスタンブールライフはいかがお過ごしですか?
独身時代は、休みの日はよく旅行をしていました。トルコ国内では、南部のビーチが好きです。またトルコからヨーロッパは数時間で行ける距離なので、週末だけでヨーロッパに住んでいる友人に会いに行ったりもしました。結婚して子供が生まれてからは休日は公園で過ごすことが多く、イスタンブールの公園を随分と開拓しました(右写真:エミルギャン公園)。昨年から自分で車を運転するようになったので、少し遠くの動物園や水族館まで足を延ばすこともあります。小さい子供との外出は大変ですが、トルコの人は子供に優しく、子連れの人にも温かく接してくれます。子供を連れて公園に行くと、他のトルコ人のお母さんが、お子さんに「ほら、kardeşが来たよ」と言う場面をよく見かけます。Kardeşとはトルコ語で“兄弟”という意味なのですが、「兄弟のように一緒に仲良く遊びなさい」という意味なのだと思います。“友達“よりもずっと近くて素敵だなと思いました。
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Mika HIRANUMA
KPMG Türkiye Senior Manager/ Global Japanese Practice
Certified Public Accountant (Japan)
2005年 PwC東京事務所に入所
2012年 PwCイスタンブール事務所に入所
2017年8月 有限責任あずさ監査法人(KPMG Japan)に入所
2017年9月 トルコ駐在
KPMG Türkiye
İş Kuleleri,Kule3,K:2-9,Levent,İstanbul
代表+90-212-316-6000