The駐在員リレー@ISTANBUL 第43通

Istanbul Navi 2018年4月号

 

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 From 植村 昌輝 さん

リコー トルコ エグゼクティブ・オフィス部長

 

 

 

Q. トルコ赴任時のご感想をお聞かせください!

 

  最近はちょっと不安要素もあるがとても魅力的な人気の旅先だった国だ。行けるか?” 上司はやや心配気味に内示をくれました。赴任前研修でもレストランでの安全な席、逃げ道の確保など生々しい危険回避の心得を聞かされちょっと不安を抱えながらの赴任でしたが、現在のイスタンブールは日常生活における身の危険は感じない、メトロ通勤もJRに比べればかなり空いていて、気候も良く、かえって日本よりもストレスが低い所じゃないか!と実感し、まずはひと安心しました。安心と言えば、全く別次元ですが、だいたいどこの個室トイレも壁のコックをひねると便器の正面から水が噴き出す噴水構造(?)になっていることに気づきました。新興国というくくりで考えるとこのトイレ文化があるということに驚きつつ、ウォシュレットに慣れた私としては大変嬉しかったです。慣れない街を探索し始めるとあの手この手で無心をする人々に遭遇しました。「アンカラで入院している奥さんに会いに行かないといけないがお金がない」と困っている様子のおじさん、すれ違いざまに靴用ブラシを落として気を引き、注意してあげるとお礼に磨いてあげると言い寄ってくる靴磨きなど。当時はいちいち真に受けて引っ掛かりそうになっていましたが、今現在は路上で英語や日本語で声をかけてくる人は完全無視する強いメンタル力が付きました。空き巣に入られたという人の話も時々聞こえてくるので、住む地域、セキュリティーには用心が必要だと感じます。 成長ポテンシャルの高いトルコというイメージですが、これまでの開けた欧米化による成長から統制された成長になってきており、失業率も10%以上で高止まり。インフレ率も高く生活は厳しくなる一方だとか。成長を支えるはずの中間層では自分たちの将来、この国の将来に希望を持てていない人が多いようです。この感情が膨らみすぎないといいなと切に願っています。

 

 

Q. リコートルコ社をご紹介ください!

 

リコートルコはオフィスのプリンタ、コピー、スキャナ複合機およびドキュメントワークフローにかかわるソリューションの提供、また商業印刷分野において高速デジタル印刷機でのお役立ちをする会社として2012年に設置されました。本社屋はシシリのジェバヒルモールのすぐ脇にあります。現在社員は約170人。アンカラ、イズミールに支店を持ち、またご販売店さんを通してトルコ全域をカバーしています。

Ricoh Turkey – Spherical Image – RICOH THETA

最近ではリコーのレンズおよび画像処理技術を活用した全天球が撮影できるカメラ、THETA(シータ 写真右)も取り扱っています。ポケットにすっと入り、ボタン一つで回りの空間がすべて取り込めてしまうカメラは手軽に臨場感、疑似体験を伝えるには非常に良いアイテムですのでトルコの主産業である観光業界を皮切りに多くの分野でご活用いただけるものと考えています。楽しいカメラなのでぜひお試しください! トルコでは都市開発、産業開発が進んでおり当社がお役に立てる現場も広がっています。ただ一人の日本人駐在員として、本社にトルコ市場の現場の様子を伝え、他国での仕事の進め方や市場開拓の好事例などを参照しながら、現地人社員たちと一緒に市場を創造していくことが私の役割です。

 

 

Q. イスタンブールライフはいかがお過ごしですか?

 

ベンチでまったり中のスカーフおばさんに撮影してもらった1枚!

単身赴任ですので自由であるとともに、ともすると退屈で虚無ともなりがちな週末との戦いです。たいていは午前中はボスポラス沿い、旧市街へ向かう街中などをジョギングし、その後家事、自炊、トルコ語教室の宿題に追われています。天気が良ければ知人、家族などの受け入れ対応のためにもひとりイスタンブールの観光名所を探索し、道を覚えたり、これまた360度カメラを持って写真を撮ったりしています。

Blue mosque – Spherical Image – RICOH THETA

モスクのような画像を日本の家族に送り、日本でVRゴーグルで見てもらうとぜひ遊びに来たいということになります。ときには映画を見に行ったり、現地人同僚と夜の酒場に繰り出すこともあります。基本ヒマしていますので遊び仲間は常時募集中です。また、私は日本にいるとき納豆をよく食べていたのですが、日本に一時帰国時、東急ハンズで納豆菌が売られているのを見かけて持ち込んでしまいました。現在はほぼ毎週末、ヨーグルトメーカーでローカルのブラックアイビーンズを発酵させて納豆を自作しています。週末作るとウイークデーの朝食は満足度アップです(笑)。なお、日本風のソースが無いのも非常に痛かったですが、これはキッコーマンのBBQソースにイギリスのウスタシャーソースを混ぜるとかなり近い線に持っていけることを編み出しました。皆さんもお試しください。 これからはトルコの週末をもっともっと充実すべく、言葉を早く身に着けて現地人の仲間の輪を広げ、地中海地方・カシュのような南方の町に趣味のスキューバダイビングの旅に出かけられるようになりたいと思っています。

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Masaki UEMURA

Ricoh Turkey  Director,Executive Office

 

1988年 リコー入社 ファクシミリ、複合機、プリンタの商品企画およびマーケティングを担当
2001年 アメリカ駐在 マーケティング、ディーラー部門統括を担当
2012年 日本本社にて海外販社オペレーション支援、新興国市場向け商品イノベーション推進担当
2017年 トルコ駐在

 

  

 

 

 

RICOH Turkey

 

 Ortaklar Cad,Bahçeler Sok.No:20,34394 Mecidiyeköy,Istanbul  

 代表+90-212-370-9600/ 直通+90-212-370-9692  

www.ricoh.com.tr/

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 Istanbul Navi 2018年3月号 第42通 ダイキントルコ 今泉仁志さん                                                              The駐在員リレー@ISTANBULバックナンバー 

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