MASUMIのモードなイスタンブール　Vol.4

2020.03.01Naviコラム

Istanbul Navi 2020年3月号

春を待ちわびるİstanbulの3月、まだまだコートとブーツが必要ですが、皆さんいかがお過ごしですか？私の住むkadıköyのCaddebostanではロードスの風が吹くたびに暖かい季節が近づいている気分になるのか、日に日に海沿いで過ごす人が増えてきました。

さて、今回ご紹介するのはPera地区です。Beyoğluの中でもハイクラスなPera地区は高級ホテルや美術館、ギャラリー、おしゃれなナイトクラブやバーが数多くあることで有名で、在住外国人も多いエリアです。以前、Galata地区で暮らしていた頃、トルコ料理に飽きたときに足繁く通ったピザのお店やラグジュアリーなコンテポラリーレストラン、Haliç(ゴールデンホーン)から Boğaziçi(ボスポラス海峡)まで見渡すことのできる絶景のバー、素敵なモノグラムデザインのバッグのお店などをご紹介します。
Pera地区のメインストリートともいえる、Meşrutiyet通り。重厚で古めかしい西洋建築物や素敵なカフェを眺めながら歩く途中にはHaliçの景色を望む5つ星ホテルやカフェ、バー、美術館が並び、日本人が好きな有名タイ料理レストラン〈Pera Thai〉もあります。この通りの散策は、Beyoğlu市庁舎からスタート。İstanbulに暮らす前はこの通り付近のホテルによく泊まっていたので、〈Noir Pit〉というカフェで朝のコーヒーを飲んだ思い出があります。〈Noir Pit〉の隣には、素敵なバッグ＆アクセサリーのお店〈MISELA〉はトルコ人デザイナーの高級バッグショップで、イスタンブールに拠点にBodrumやLondonにも支店があるそう。モノグラム柄がアイコンのデザインが特徴の雨の日や汚れに強そうな素材のバッグが各種あり、お店の雰囲気も素敵です。
〈MISELA〉からさらに進んでいくと、右手に現代美術館のİstanbul Modernが見えてきます。Karaköyの海沿いにあった建物は現在工事中のためここに移設されましたが、以前よりだいぶコンパクトになっています。ここから斜め前に見える”これぞPera！”という雰囲気の建物は、5つ星のデザインホテル〈Soho House Istanbul〉。インテリアは流石のLondonモダンスタイルで、イギリス人の友人とカフェをする時は決まってここでした。お天気の良い日のKahvaltı（朝ごはん）は、緑あふれるガーデンカフェでどうぞ(クリスマスにはホテルの地下でVictoria’s Secret Showがありました)！ホテル内にあるレストラン〈Cecconi’s Istanbul〉はトルコにいることを忘れてしまいそうなモダンイタリアンとワインを楽しむことができます。ライブ演奏やテラスの雰囲気も素晴らしい！この通りから坂を上ってİstiklal通り方向へ進んでいくと、BeyoğluらしいCozzyで異国情緒が漂い始めます。その一角にあるのが、絶品ピザのレストラン〈Pizzeria Pera〉。イタリア領事館で働く友人から「トルコのPideではなく本場のピザが食べたい時に行く」レストランがここだと教えてもらって以来、マルゲリータを求めてよく通ったものでした。英語が話せるスタッフもいて、窯で焼く本場さながらのピザをはじめパスタ、ポークメニューも豊富。イタリアワインももちろん取り揃えられています。オススメはMargherita Con Bufala(農場から取り寄せたBufalaチーズをふんだんに使ったシンプルなマルゲリータ)、最後はエスプレッソとティラミス。イタリア人も納得のピザレストランです。