園芸家キミコの身近にグリーン! 毎日に彩りを!! Vol.32

Istanbul Navi 2020年2月号

aa



スタンブールにお住いの皆さまこんにちは!園芸家の三上公子です。今回は前回に引き続き、ビオラやパンジーをこんもり茂らす技をお伝えしていきます。ビオラ・パンジーに限らず多くの植物をボリューミーに育てる手法の基本ですので、植物を育てたい方はマスターしましょう。

ビオラやパンジーの花期を伸ばし、花数を増やすために最も大切な作業は、花ガラ摘み切り戻し、そして摘心です。

花ガラ摘みとは、痛んだ花を切り取る作業のことです。開花後数日し、花びらが少しぐったりしてきたなと思ったら(旬をすぎると花が縦二つに折りたたまれるように閉じていきます)、その花は茎の付け根からすぐに摘み取ってください。美観を損なわせないためというのももちろんなのですが、何よりも「種を作らせない」というのが花ガラ摘みをする最大の理由。花が枯れた後そのままにしておくと種がつきますが、種を作る際苗の養分が大幅に種に吸い取られ、その後その株には花が付きにくくなってしまいます。種を収穫したい!という方もおいでかもしれませんが、現在出回っている苗や種はF1種子と呼ばれる一代交配種が多く、このタイプの種は収穫後植えても元の苗のように元気に育ちません。その為、よほど思い入れなどがある場合を除き、ビオラやパンジーの種を収穫するのは諦め、花を増やすことに専念した方が◯です。同様に痛んだ葉も随時摘み取っていきましょう。

切り戻しとは長く伸びすぎた枝を途中で切り落とす作業です。春頃に間延びしてバランスが乱れてきたな、と思ったら、思い切って茎を半分くらいの長さに切り落としましょう。そうすることで脇芽が生えてきてそこからまた花が咲き、こんもりとした形に茂ります。初めてやるときは本当に大丈夫なのか?と結構ヒヤヒヤする切り戻しですが、思い切ってやってみましょう。切り戻しをした際に出た花は捨てずに小さな容器に入れてお部屋に飾って楽しむのもオススメです(花ガラ摘みの際、枯れ始める前に切り取って飾るのも◯)。

摘心は枝の先端に出てきた葉や花の新芽を摘む作業です。先端を摘むことでその枝がそのまま上に伸びるのをストップさせ、枝の途中から新芽を出させたり、また切り取られた先端から2本枝が出てくるため、切り戻し同様こんもりボリューミーに茂らせることができます。これもバランスを見ながら繰り返し行いましょう。

岩やブロックなどの仕切りがある庭や、プランター・鉢植えの場合は「表面の土が見えないほど葉と花を茂らせる」のが最低限レベルで、理想は「仕切りや鉢のフチが隠れるほど茂らせる」が目安。それを念頭に上下左右のバランスを見ながらどんどん切り戻しや摘心をしていきましょう。吊り鉢や壁掛け鉢の場合は更に上を目指し「鉢が完全に隠れ、花の球体を作る」が目標です。


ビオラやパンジーは摘心などでボリュームを出すのが比較的簡単な植物で、また成長も早く旺盛なため、少しくらい切りすぎてもすぐ元に戻ります。そのため他の植物を育てるときにも必要である摘心、切り戻しの練習台としても最適。ボリュームが出れば出るほど必要な水の量や手入れの時間は増えていきますが、手をかければその分植物はそれに応えてくれるので、ボリュームたっぷりの華やかな株を目指し、失敗を怖がらずにどんどん試していきましょう

 

 

 www.facebook.com/kajuanistanbul

 kimikomikami@hotmail.co.jp

 


 Vol.31 ビオラ&パンジーをボリューミーに育てよう①             a  a a a a a a a バックナンバー  

 



イスタンブールナビ

Copyright ©Istanbul Navi by H.I.S İstanbul 2015. All Rights Reserved